2024.08.13
プロジェクトレポート
予想を超える閃きを!【Day7実施レポート】
1期
講座レポート
Day7では、「予想を超える閃き」をテーマに、社会課題の解決を目指したビジネスモデルの設計について学び、参加パートナー企業への提案資料の起案に取り掛かり始めました。
開催日:2024年8月3日(土)13:30〜16:30
開催形式:リアル会場
Day7実施レポート
半年間のカリキュラムも後半に突入し、最終プレゼンテーションに向けた提案資料の作成が始まりました。Day7では、各チームが設定した参加パートナー企業の仮のパーパスを参加者全員に発表し、その後、社会課題解決を目指したビジネスモデルの設計について学び、起案に取り掛かり始めました。
パーパス発表
各チームが企業訪問で得たヒアリング内容をもとに、担当の参加パートナー企業向けの仮のパーパスを発表。さらに、新たな視点やアイデアを共有するために、他のチームからフィードバックを行いました。
社会課題を解決する新規ビジネス起案に向けて
これから実際にビジネスプランの作成に取り掛かるにあたり、最終プレゼン発表資料の説明に加え、ビジネスプランの起案に役立つビジネス事例や参考資料、考え方を紹介しました。
各チームは、まず参加パートナー企業から与えられた第1候補の課題に対して、以下の手法を用いてビジネスモデルキャンバスの作成に取り組みます。
1.ソリューションツリー(5WHYs)を実施
2.顧客セグメント・ニーズの掘り起こし
3.顧客セグメント、ニーズからペルソナ設定
4.参加パートナー企業のリソースカードを使用し、解決策を出す
ソリューションツリー(5WHYs)を活用する際には、社会課題を解決するための縦のストーリーを構築する前に、まず横に広げてから深掘りし、社会課題との関連性を調査することが重要です。この手法を用いることで、なぜその課題が発生しているのか、その根本原因を追究することができます。このプロセスは、各企業の課題を深く理解し、実効性のある解決策を導き出すための重要なステップとなります。
講義の残り時間、約1時間。各チームはついに起案を開始し、最終プレゼンテーションに向けて動き出しました。サポーターたちがそれぞれのチームにアドバイスを送りながら、全員が一丸となってゴールに向かって走り始めました。
まとめ
参加者の感想
・「BtoBの新規事業企画をする際に、顧客に対しての価値ばかりに目がいっていたが、その先のエンドユーザーに対して何ができるかを考えた場合に、より社会課題の解決へ繋がる提案をイメージすることができた。」
・「事業を考えることの難しさや必要な要素を一つ一つ詰めていくにはかなりの時間を要すと感じました。紹介してくださったイノベーションの中で予算別に分類したらどうなるのか知りたくなりました。資金やリソースが限られているため。」
・「イノベーションの形は様々あり、企業によってどのようなイノベーションを遂げて事業を大きくさせるのかはさまざまである。」
・「改めてBMCを作るにあたって企業様からいただいた回答と目指している目標のすり合わせを行うことができた。その際にどのSDGsと関連づければいいのかとたくさん頭を悩まされた。」
事務局からのコメント
Day7では、ビジネスモデルキャンバスの5分の1程度を埋めることを目標にしていましたが、各チームは5WHYsの深掘りに時間をかけ、非常に考え込んで悩んでいる様子でした。
次回のDay8では、Day9の中間発表に向けて、チームディスカッションの時間を確保し、方向性を明確にするためのブラッシュアップに取り組みます。そして、ビジネスモデルキャンバスの作成を進める予定です。