地球規模での未来を描け!【Day5実施レポート】

Day5では、『地球規模での未来を描け!』をテーマに、SDGsとサステナビリティに基づくビジネス戦略の講義を実施しました。

開催日:2024年7月5日(土)13:30〜16:30
開催形式:リアル会場

講師紹介

青木 祥世講師

■青木祥世
株式会社グローバルイノベーションズ
法人サービス事業部 マネージャー

Beyond SDGs Japan認定 SDGsビジネスマスター 他SDGs関連資格多数取得
大手インテリア会社に25年間勤務。店長、エリアマネージャーをはじめ教育、新店舗立ち上げ、各種マネージャーを歴任。
2023年にFirst-Step.Labを立ち上げ、小中高でのボードゲームを活用したSDGsに関する授業、企業研修の講師、経営支援を生業とする傍ら、弊社のSDGs企業研修・サステナビリティ経営方針策定支援などの講師も行う。2023年10月より一般社団法人さいたまサステナブル経営研究所理事に就任。

Day5実施レポート

Day5からは、SDGsやサステナビリティ経営についての理解を深めていくフェーズに入ります。このフェーズの初日であるDay5は特にインプットが多く、参加者は多くの新しい知識を得られたのではないでしょうか。

SDGsの本質を理解する

まず、SDGsの基本的な考え方や具体的な目標について学びました。SDGsは貧困の撲滅や環境保護など、17の目標から成り立っており、経済、社会、環境のバランスを取ることが大切です。「誰一人取り残さない」という理念が特に重要で、これが企業の経営にも大きな影響を与えています。

SDGsの本質を講義で聞く前後で、SDGsに対するそれぞれの見方や理解がどのように変わったかをチームディスカッションしました。

 

チームでディスカッションの様子

SDGsとビジネスの関係性・サステナビリティ推進の手法を理解する

多くの日本企業は、顧客の不満や不便といった顧客課題に対応することに注力しがちです。しかし、SDGsの時代には、顧客課題だけでなく社会課題も解決するビジネスモデルが求められています。このような取り組みを実現するのがCSV(共通価値の創造)です。CSVは、企業が本業を通じて社会課題に取り組みながら利益を上げるビジネスモデルです。

今回の講義では、CSVの重要性とその具体的なアプローチについてさらに詳しく学びました。CSVが企業価値を高める「攻めのサステナビリティ」としてどのように機能するかを理解することで、企業が社会課題を解決しながら経済的利益を追求する方法について深く考えることができました。
これらのアプローチを通じて、企業は持続可能な成長を実現し、社会に貢献することができます。CSVの実践は、企業と社会の両方にとって大きなメリットをもたらしています。

CSV実現のために

最後に、社会課題を既存サービスの提供価値で解決する方法や、本質的な課題を的確に追求する方法として、5WHYs・ソリューションツリーを紹介し、ワークを実施しました。

各チームの発表・フィードバック中の様子

まとめ

参加者の感想

・「SDGsが単なる環境問題に対するアプローチではなく、解決したいことへの理解が少しは深まったと感じた」
・「「本業で社会課題に取り組みながら利益を上げる」というのは、私が作りたい世界である「経済性と公益性の両立できる社会」を実現する概念と近いものだと感じた。目の前のことに向き合うことがその先の未来に繋がっていく。」
・「月に行くと言ってしまったから達成しないと。という背水の陣状態を作り上げることによって理想を達成せざる終えなくなり死ぬ気で努力する必要がある。」
・「一言でSDGs、サスティナブルと言ってもその深さが全く違うことを理解させられました。自信が高校を通じて学んでいた世界の環境についての知見を広げることができた。」

事務局からのコメント

参加者の方々は、社会人になってからSDGsを学び始めた方から、中学生時代からSDGsに触れてきた方まで、さまざまなバックグラウンドを持っています。よって、サステナビリティに対する理解や視点は多岐にわたっていましたが、講義のインプットやワークを通じて、共通の認識を形成できたのではないかと感じています。

次回のDay6では、カードゲームを用いて、サステナビリティとイノベーションを活用したアイデア創出に挑戦します。