2024.07.12
プロジェクトレポート
日本の未来を変えるアイデアを作る【3ねん2くみ 受講レポート Part1/3】
1期
参加者レポート
半年副社長プロジェクトに参加し、私達(3ねん2くみ)は芸術や経営に関して多種多様な視点を学び、普段の仕事や学生生活では得れない経験を得ています。Day1からDay4を振り返り、今後どのようなビジョンをもって進んでいくかをお伝えします。
—————————-
執筆者:3ねん2くみ(アンドゥー、サリー、じんと、ジェイ)
作成日:2024年7月10日
チームメンバー紹介
私達のチーム3ねん2くみは様々なバッググラウンドを持つメンバーで構成されています。
じんとは市役所で勤務していた経験があり、補助金等を使ったアイデアの提案ができます。
アンドゥーは大学で生態学等を専攻し、地域おこし協力隊に参加する等の行動力と熱いハートを持ち、環境に基づいた視点や若く柔軟な発想で物事を提案してくれます。
サリーは、個人で多種多様な仕事をこなし、また舞台等の芸術分野にも明るく、同世代にはない視点の意見を提案してくれます。
ジェイは、個人事業主として営業の仕事をこなし、全国・海外を飛び回っており、フレッシュで新しいアイデアを提案してくれます。
DAY1からの学び
Day1では「キックオフ 経営者のリアルを知る」を行いました。
はじめに、グローバルイノベーションズの事務局の方から説明があり、「半年副社長プロジェクト」の概要やスケジュール、目的についての情報の共有がありました。
次に、株式会社アンウォールの清野社長、株式会社ブレーンバディの大矢社長、株式会社ジッテの椿社長より会社の説明やこれまでの経歴、企業経営の心構えなどについてご説明いただきました。
その後、懇親会を行い、受講者・講師の方々との懇親会を行いました。
Day1 受講後のマインド変化
経営者の方から、経営や人生に関する様々なご教示を頂き、身が引き締まる思いがしました。また、それぞれの会社経営者の方々に独自の哲学や格好良さがあり、経営の正解は一つではないということを学びました。
また、自分の人生に情熱を持つことの大切さやどんなときでも諦めないマインドの大切さを学びました。
今後のビジョン
会社や事業を続けていくということは一筋縄でいくものではなく、失敗があることを覚悟しなければいけないということを学んだ。また、経営の正解は一つではなく様々な答えがあることを学んだ。そして、どんなときにも失敗を恐れずチャレンジする精神が必要であると学んだ。今後も興味があることがあればどんどんチャレンジしていきたいと思いました。
DAY2からの学び
Day2では「プロフェッショナル人材」について学びました。
ひとことで「プロフェッショナル人材」と言っても、さてどんな人材のことなのか?
Day2冒頭は日本人の特徴を受講者全員で挙げてみて、日本人の本質を理解してから「プロフェッショナル人材」について考えることからスタートしました。日本人的な仲間意識を重視し、ヒエラルキーのある会社組織が高度成長期にはマッチしたものだったが今の日本社会では、このままでは世界と戦える人材は育たない。これからは世界基準でもある「フラットな関係性を築く」組織が重要である、と学びました。
Day2受講後のマインド変化
自己理解が出来た上で、ケイパビリティについて考えてみるということが新しい発見でした。
目的や環境に対する有用性を理解し、自分がどのポジションであれば、よりよい方向へ向かうことが出来るのか、また、自分がどんなキャラクターになれば、応援される人材になれるか、ということを真剣に考えることが出来たため、今後、事業を考える上で「自分のキャラクター」がとても大切で、かつ「応援される人材にならなくてはいけない」と感じました。その際、自分の弱さが武器になることも学べたので、なんでも臆せずチャレンジすべきだと思いました。
今後のビジョン
やはり「コンフォートゾーン」を打ち破って、リスクにも立ち向かう姿勢が必要だと思います。またその時、誤った方向に進んでしまった場合でも「間違っている」と言ってもらえる仲間と共に仕事をしていけたら、と強く感じます。その為には、誰からも頼られ、そして助けてもらえる「プロフェッショナル人材」になることが、一番の近道な様な気がします。やはりこのプロジェクトで出会う全ての人たちと今後も良好な関係を築くことができ、何かあった場合は相談出来る、また相談してもらえる人材になることが今後の目標です。
DAY3からの学び
「戦略的に行動せよ!」というミッションの元にスタートしたDay3の講義は、Day1、Day2よりも実践的なものであり、プロジェクトの計画について細かく学びました。当たり前だと思いがちな「Before」「After」の考え方を「現状の問題を解決し最適化するもの」と嚙み砕いた表現を用いて説明され、実際に自分たちでプロジェクトを作る上で、理解しやすく、作りやすい表現を教えていただきました。但し、その言葉をもってしても実際に自らプロジェクトを全て計画するのは容易いものではなく、なかなか苦戦しました。
Day3後半は、貴重な話を聞かせてくれた野林さんの「正しく儲ける」という言葉はとても印象的で、日本ではお金の話はタブーとされる雰囲気がありますが、儲けることは決して悪いわけではなく、提供する側も提供される側も「嬉しい」と「正しく儲ける」ことが出来るのだと学びました。
Day3受講後のマインドの変化
Day3前半のプロジェクトを作成する中で必要なことは、まず「自分が理解すること」そして「相手も理解出来る内容」にしなくてはいけないこと。独りよがりな計画書を作っては意味がないので、やはり一人で作成するのではなく、様々な人の意見を取り入れて作成するのが良いと感じました。そして作成する中で、原点に立ち戻ることの大切さも学びました。最初に決めた方法を推し進めがちですが、やはりどの段階であっても、何故このプロジェクトを進めなくてはいけないのか?という問いを必ず念頭に置いて進めていかないと、最終的に納得いかないままプロジェクトが終了してしまう、という残念な結果になります。途中で方向転換する勇気が必要だと感じました。
今後のビジョン
まだまだ受講して間もないとはいえ、STEP1の1/3が終了してしまいました。今のところプロジェクトを動かす人間が知っておくべきこと「初級」という感じで、これからサステナビリティ、SDGsについて学び、それも考えた上でパートナー企業様との事業計画書作成へと進みます。我々チームは現時点では、全員が意見交換し合う時間を満足に取れている、とは言い難いですが、これから全く違うバックグラウンドの4人が、意見を合わせることによる多彩なアイディアが、最終的には素晴らしいものになると信じています。まずは今後企画されている企業訪問によるヒアリングを4人全員で行い、その後のメンバーとの雑談から生まれるアイディアの数々をあらゆる場面で拾い集め、パートナー企業様と共に「地方創生」×「女性活躍」というキーワードから「正しく儲ける」企画を導き出したいと考えています。
DAY4からの学び
Day4では、事業計画書のつくり方をメインに、事業計画書を実際にチームワークで作ってみる、ということを行いました。
まず事業計画書とはどんなものなのか??そもそも事業をつくる、とはどういうことなのか、アイデアを練るとはどういうことなのか?を、「事業計画をつくる」というワークの中から教えていただきました。
大きな枠組みとして、事業計画は
①事業案について仮説をたてる
②それらについて環境要因等を調査し、実現可能性を検討する
①~②を繰り返し、実現可能性の高いものを練り上げる
③実行する
このような工程を繰り返したものを表したものです。
取引相手先への提案材料として見せる資料とするとき、融資を受ける時、リクルートする仲間に見せる時など、使用場面に合わせてこれらの項目は異なりますが、基本的に重要な項目やポイントはこの講義で扱っていただきました。
Day4受講後のマインドの変化
事業計画を作成するとこんなにも事業の全体像と将来性が明確になるのだということに感動して、早く今進行しているプロジェクト、これから取り組んでみたいと考えいていたプロジェクトに導入してみたい、と思うようになりました。というのも、今まで事業計画というものをしっかり全体像を学んだうえで書いたことがなかったため、かけている部分が多かったり、基本的な考え方をきちんとくみ取れていなかったために、事業の検証を事前に行っておく、という視点が欠落していました。
事業計画を書くことで、自分の整理にもなり、事業を進捗させるにおいても重要な指針となる、人に伝えるためだけではない事業計画に、すべての事業において事業計画なしで事業をはじめても成功したら運がよかったようなものだなと感じるようになりました。
今後のビジョン
今後はチームでアイデアを考えていくに当たって、毎回事業計画の基本的な部分は行う可能性のあるアイデアに関しては仮説と検証を行っていきたいと考えています。
特に顧客のセグメントを明確にすることや、その環境分析をすることは
アイデアが実現するとしたらどのようなかたちでの実現になるのか?
実際にその顧客に対して販売をしていくことは可能なのか?
そういった、机上の空論で終わらせないためのステップとして非常に大事なものであると考えます。
また、もし実現性が難しい場合、その実現性の難しい部分をどう解決するか??といった明確な課題に対処することで、今後の道は開けてくるかもしれません。
そういった、課題点を明確にし、可能性を追求するためにも、今回学んだ事業計画のつくり方、考え方をチームで使っていきたいと思います。